最初に 電子出願が導入される際に、京都リサーチパークで特許庁の「電子出願説明会」が有りました。2日続けて同じ内容の説明会があるので、1日目は私、2日目は上司が行くことになりました。

 説明会に行くに際して「ただ説明を聞くだけでなく、来ている他社の特許部の人をつかまえて、他社はどのようにされるのか(専用の端末を導入するか、FD出願にするか)を聞いてこい」という指示を受けました。

 一応命令なので恥ずかしい思いをしながらも来場している他社の人をつかまえてインタビューのように聞いていったのですが、結局10人くらい聞いてまともに回答してくれたのは半分くらいでした。
 なかには「なんで 君に言わなくてはならないのか」とか「君はスパイか」とか怒り出す方もおられました。
  更には「ああ 君はあの会社の人か、君の上司は弁理士試験何回受けても1次試験さえ通らない呑気な人だね」と上司の能力の無さを嘲笑され悔しい思いをしました。
 (ちゃんと回答してくれた内の一人は友人になり、昨年 弁理士試験に合格されました。良かった。)

 翌日 上司は「もっとたくさんの人に聞いてくる」と言って出かけたのですが、結局 場の雰囲気に負けて一人も聞くことができずに帰ってきました。「昨日はよく10人も聞いたなー。偉いわ」と褒められてのですが、全然嬉しくなかったです。


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